2021-02-04
2020年度02月の園長便り
「愛し続けていること」
誰だって経験があると思います。私もそうです。けれども、これこそが「共に育つ」ということなのだとも思います。こどもを育てながら親も育つ…正面から自分と向き合うからこそ与えられるこの経験は何物にも代えがたいものです。小野省子さんは別の詩の中で、「娘の夜泣きがひびくキッチンで一人、私が渇望したのは なぐさめや説教や、叱咤激励ではなく、ただの……共感だった」と書いています。心が砕かれるような思いは本当につらいことですが、その分だけ他者に共感することができるようになります。この支え合いこそが子育て支援であり、「一人じゃないさ」と私たち保育に関わるものが発信しなければならないことだと思っています。
3学期は毎年あっという間に過ぎていってしまいます。神様に、もうちょっと待ってくれませんか?といつも思います。年長さん達と過ごす残された日々のことを思えば思うほど、今まで積み重ねてきた日々が愛おしく思えます。「愛し続けていること」を思いながら、日々の生活をこども達と共に過ごしていきたいと思います。
(園長 横山 牧人)
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