ハトのたまご
今日も暖かな日でしたね。こども達はみんな半袖でびしょびしょになりながら(一部どろんこになりながら)元気に過ごしていました。
昨日、年長さんのある男の子が家からたまごを持ってきました。ハトのたまご。ベランダに親バトが巣を作ろうと枝を運んできたそうで、マンションだからごめんね、と枝を移動したところ、いつの間にか、たまごだけ産み落として、そのまま戻ってこなくなったそうです。何とかしたいけど…と持ってきたたまご…。動植物に詳しい知人に写真を送ったり状態をいろいろ伝え、今後の見通しについて聞いたところ、もう、孵化することはないとのことでした。
残念でしたが、お墓を作ってみんなでお祈りをすることにしました。たまごを持つ男の子の手は本当に大事なものを包むかのような優しさを感じました。いつもはやんちゃな男の子だけにその仕草が印象的でした。お墓を作ってお祈りをする時の手を組む仕草も普段より真剣な様子が周りの子たちからも感じることができました。
「死」を受け入れるからこそ輝いて「生きる」ことができる、という話を聞いたことがあります。
小さな命に向き合った今日の出来事がみんなの心に大切なものとして残りますように。(ま)