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2023-04-10

2023年度 4月の園長だより

「いまを生きる」

2023年度のスタートです。青梅幼稚園にとって、今年度は大きな変化の年となります。
園舎の建替を計画しているからです。いろんなことに頭を悩ませ、協議を重ねる毎日です。思いがけないこと、予測できないこと等が発生し、悩み‥考え‥その中で出た今年の年間保育目標が
「未来に向かって いまを生きる ~愛につつまれて~」でした。先のことを考えて、いろんな悩みは尽きることがないでしょう。けれども、目の前のこども達と一緒に今を大切に生きていこう!その積み重ねこそが未来につながっているのだから! と、とても良い話し合いができました。先生たちには本当に感謝です。

4月からは新しい学年、新しいクラス、新しいお友達、今までの環境が変わりますね。新たな世界へ進み行くこども達の心の中には、期待の気持ちと同時に、不安な気持ちもあることでしょう。私たちは、そのような複雑な心情のこども達と毎朝出会っていきます。その時、気を付けなければならないことが、故津守真先生の「保育の一日とその周辺」という本に書かれてあります。以下抜粋いたします。
「こどもと出会って、互いに応じ合うことがなければ、どんなに計画された活動も、こどもの頭の上を通り過ぎて、こども自身のものにならない。大人はこどもの方に心を向け、ひと時を、こどもの動きに合わせなければ出会うことはできないだろう。保育者とこどもが出会って、互いに応じあう生活を作り上げていくところに保育がある。」
年間保育目標に設定した「いま」を大切に、喜ぶ子とは一緒に喜び、悲しむ子とは一緒に悲しむことを通して、こども達と信頼関係を築いていきたいと思います。

「こども基本法」が4月から施行されましたが、その基本理念は「子どもの権利条約」から取られていると考えられます。その子どもの権利条約の元となった「こどもの権利大憲章」 第4条に「こどもには現在(いま)を生きる権利があります」、と記載されています。こどもは自らの権利を主張するようなことはできません。しかし、だからこそ、大人がこどもの権利を理解し、守ってあげなくてはならないと思います。

保護者の皆様と一緒に「いま」を生きるこども達にたくさんの愛情を注ぎ、そして未来へ向かっていく年度としたいと思います。どうぞ、宜しくお願い致します。

(園長 横山 牧人)

 

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職員室


教材が置いてあります。

りす


3歳児クラスのお部屋。

フリールーム


預かり保育、礼拝、健康体操など多目的に使います。

うさぎ


3歳児クラスのお部屋。

お庭


5月にはグミの実が、夏から秋にかけて野イチゴが採れます。

きりん


4・5歳児の縦割りクラスです。

園長室


園長がお仕事をしています。

こひつじ


地域の親子が遊べるお部屋です。

ぱんだ


4・5歳児の縦割りクラスです。

こどもトイレ


壁紙も木の扉も先生の手作業できれいにしました。


のぼる子ども多数。下にはスギのウッドチップ。

ポスト


のぼるところ。宝物などをしまうところ。

ブランコ


ブランコを片付けるのは年長さんの証です。

こうさぎ・こりす


2歳児と満3歳児クラスのお部屋。