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2021-10-05

礼拝のおはなしって・・・どんな内容なの?⑥

礼拝のお話を紹介する「礼拝のおはなしって…どんな内容なの?」2021年度第2号となります。

  • 9月8日「幸いなひと」

有名な山上の垂訓と呼ばれる場面です。沢山の人々と山の上に登り、イエス様はそこで「幸いなひと」についてお話をされました。幸せな人ってどんな人のことを言うのでしょう。イエス様は「〇〇な人は幸いである」と8つ教えています。その中で「柔和な人」「憐れみ深い人」「心の清い人」は分かりやすいと思います。簡単ではないかもしれないけれど、目指したいな、と誰もが思うのではないでしょうか。しかし、イエス様は1番最初に「心のまずしい人は幸いである」と言いました。え?どういうこと?と思われるかもしれませんが、私は「なんでも自分の力でできると傲慢にならない人は幸せですよ」という意味が込められていると解釈しています。私たちは自分一人では生きていけません。植物も動物も、鳥も魚も、家族や友達、いろんな関わりの中で初めて生きていくことができます。ですから、自分を誇大化したり、強さを持って他者を従わせるのではなく、いつも謙虚な心で小さなことにも感謝できる人が「心のまずしい人」ということではないかな、と思っています。自分のことも、お友達のことも、家族のことも大事にしようね、とこども達にお話いたしました。

 

 

  • 9月15日「5つのパンと2匹の魚」

これも有名な話です。年長さんの持っている聖書の絵柄も5つのパンと2匹の魚ですね。
イエス様の周りに5,000人もの人々が集まり、お話を聞いていました。しばらくして、みんなお腹が空いてきたので、もう解散にしましょう、とお弟子さんたちが提案しました。すると、「食事を与えてあげなさい」とイエス様に言われてしまいます。5,000人のお腹を満たすほどの食料を調達することは限りなく困難なことであり、それは無理だ、と思いながらもお弟子さん達は周囲に食べ物を持っている人がどれだけいるか尋ねました。すると、一人の少年が「はい、これ使ってください」と差し出してきます。これが「5つのパンと2匹の魚」でした。これっぽっちではどうにもならないはずですが、イエス様に渡されて神様にお祈りすると不思議なことに5,000人全員のお腹を満たすことができたというお話です。大切なことは、この少年のように自分の持っているものがどんなに小さくても、他人のために使おうとするとき、神様はそれを何倍にもしてくれるということだと思います。私たちの能力やできることはそんなに大きくはありません。けれど、どうせ無理だと、何もしないのではなく、他人のために自分の力を差し出そうとすることが大切なのではないかと思います。お休みをしているお友達のことを「守ってあげてください」とお祈りすること、泣いている子のそばにいてあげること。喜ぶ子とともに喜び、悲しむ子とともに悲しむこと。そのように自分のできることをお友達のためにしてあげたいね、というお話をしました。


新約聖書-新共同訳
共同訳聖書実行委員会 (著)
日本聖書協会 (著)
出版社: 日本聖書協会

 

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職員室


教材が置いてあります。

りす


3歳児クラスのお部屋。

フリールーム


預かり保育、礼拝、健康体操など多目的に使います。

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3歳児クラスのお部屋。

お庭


5月にはグミの実が、夏から秋にかけて野イチゴが採れます。

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地域の親子が遊べるお部屋です。

ぱんだ


4・5歳児の縦割りクラスです。

こどもトイレ


壁紙も木の扉も先生の手作業できれいにしました。


のぼる子ども多数。下にはスギのウッドチップ。

ポスト


のぼるところ。宝物などをしまうところ。

ブランコ


ブランコを片付けるのは年長さんの証です。

こうさぎ・こりす


2歳児と満3歳児クラスのお部屋。