2019年度 運動会
やっと晴れました!
今日は延期していた青梅幼稚園の運動会をおこなうことができました。
本番のために練習に練習を重ね…ということはしませんので、運動会の予定だった日から2週間近くたった今日、こども達はどんな様子かな、と思ってみておりました。久しぶりの若草公園野球場グラウンドで、のびのび楽しむことができるかな…という少しの不安を抱えながら開会礼拝を迎えました。
実際、始まってみると、総練習の時よりもみんな落ち着いてできていたように見えました。「こどもは本番に強い」とよく聞きますが、まさにそんな印象です。楽しくできましたね!
今年の運動会も台風に悩まされました。延期に延期を重ね、今日無事におこなうことができたのは本当に感謝なことです。予定通りの日程だったら参加できなかったけれど、今日になったからこそ参加できたお友達が3人いました。とても嬉しく思いました。しかし一方で、今日体調を崩してしまってお休みのお友達もいました。卒園生たちは平日なので参加できなかった子がほとんどでした。お父さん達もお仕事で参加できなかった方もいらっしゃったと思います(ただ、お父さんの参加率の高さには驚きましたが!)。幼稚園としては雨だった場合の対策を関係する各団体に呼び掛けて、できるだけのことはしているつもりです。けれども、その先の結果どうだったかは、「なるようにしかならない」のが現実だと思います。諦めとは違う前向きな気持ちで「Let it be」と言えるかどうか。心騒がせず穏やかな気持ちで委ねることができたらいいのになぁ、といつも思います。
今朝の星空は本当にきれいでした。東に北斗七星、西にオリオン座。そして青梅の山々も凛として美しい姿を見せていました。人も自然由来の生き物です。私たちの中には驚くべき神秘な自然の力が働いています。こども達は誰に言われなくたって自分の内なる力で成長しようとしています。その自然な力を信じ、こども達の成長を温かく見守ることがたくさんの幸せを運んでくれるのではないでしょうか。日本の保育の黎明期に大きな影響を与えた教育学者、倉橋惣三(1882~1955)が「自ら育つものを育たせようとする心。それが育ての心である。世の中にこんな楽しい心があろうか」という有名な言葉を残しています。
運動会の練習をそれほどまでにビシビシやらずとも楽しくできることこそ、こども達の成長の証しだと思い、また明日からの保育を充実させたものにしていきたいと思います。
本日はたくさんの方々のご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。(園長)