2019年度4月の園長便り
ご進級・ご入園 おめでとうございます!
いよいよ、新年度が始まりました。この一年も一つひとつのことに心を動かしながら、丁寧に日々を過ごしていきたいと思います。 新入園のこども達、保護者の方々は不安の方が大きいかもしれません。 生活のリズムが大きく変わるので無理もありませんよね。 私たちはその不安な部分も含めて受け入れをしていこうと思っております。 信頼関係を築き、こども達の成長を落ち着いて見守る私たちでありますように努力してまいります。
さて、この春休み、新元号が「令和」と発表になりましたね。 これを機に何か新しいことに挑戦を決意する方が多いそうで、あるラジオ番組で様々な話題提供をしておりました。 「変化」を楽しもうとしている人々の様子が伝わってきて、「私も何か始めてみようかしら?」なんて思ったりしました。 (思っただけになりそうですが…)
私たち教師は新しいクラス、新しい仲間達を迎えるために、この春休みは忙しく過ごしました。 何十年も使われていないようなものは思い切って処分し、一つひとつの保育用品やロッカーを丁寧に準備してきました。 保育室の引っ越しもかなり大変だったと思いますが、今までの保育を振り返り、そして新しい年度へ向かう「変化」への準備の時間として大切な時を過ごせたようにも思います。
人は生まれてから死ぬまで絶えず変化し続けます。 その変化の可能性は壮年期よりも青年期、青年期よりも幼児期において、より一層大きく秘められています。 ですから、将来に対する変化の可能性が大きい幼児期に何が与えられるかということは極めて重要な意味を持ってきます。 知識や技能ばかりを習得するのではなく、一人ひとりのこどもの中にある多種多様な可能性を信頼し、新しいものを創り出す力・感性を育んでいきたいと思います。 そのような場所や時間をこども達と共有し、楽しく共に成長し合える私たちでありますように、と願ってやみません。
一年間、よろしくお願いいたします。
(園長 横山 牧人)