2019-02-08
2018年度 自然保育「木育」あそび
今日は木育の日!
感動の一日でした。
青梅市の成木から木を一本伐りだしてきて、その木を使って遊んだのですが、感動の連続でした。
自然保育の専門家ケロちゃんと木の専門家、林業の中島さんと一緒に今日のプログラムを企画し、おこないました。
まず、木を一本丸々そのままでは持ってこられないので、中島さんにいくつかに伐り分けてトラックで持ってきてもらいました。
.
.
.
そしてそれを森にあった形と同じく再現してみようということで木の組み立てパズルが始まりました。
.
.
こども達が自分たちで「次はこれだ、いや、これだ」という具合にどんどん並べていってついに…
.
.
一本の木がその全貌を現しました。長い!中島さんが「これ何メートルくらいあるかわかる?」と聞くと「わかんない!」と全力で答えるこども達。「じゃぁ、はかってみようか」とケロちゃん。でもただメジャーなどではかるのではなく…
.
.
寝っ転がって測りました。20人のお友達が並んだので大体20メートルくらい。この距離感はなかなか体感できるものではないそうです。中島さんが言っていましたが、木を倒すとき、その長さがわからず、下敷きになってしまう事故は結構あるそうなんです。
.
.
そしてこの後は、年長さんは木のベンチ作りを中島さんと、年中・年少・満三歳児のお友達は木の皮を剥ぐことから始めて自由に遊びを展開していました。
.
.
.
.
.
.
.
今日、使わせてもらった木は昨日伐ったそうです。だから、まだ水分をたくさん含んでいて重たかったと思います。その重さをこども達はしっかり体で感じたと思います。木を並べる時、枝葉は太陽を求めて上へ伸びていることに気付いた子達がいました。木は物ではなく生き物なんだと感じた子もいたかもしれません。
そして幼稚園にやって来た木を使って「遊びたい」「やってみたい」気持ちがどんどんこども達から湧き出てたことは感動的でした。ケロちゃんによく言ってもらえる「放っておいても遊べる」こども達の遊べる力が十分発揮されていたと思います。
「教材」として作られていない自然物をこども達の教材とすることはこどもの個性を観察するには適切であり、何より優劣を決めるような評価にはつながることのない、受容されているような安心感があると思いました。
山と市街地の同居した青梅だからこそ、自然と共に歩む保育をこれからも継続していきたいと思います。
「みんなに遊んでもらって木も喜んでいると思います」中島さんの言葉が印象的でした。
ケロちゃん、中島さん、来年度もよろしくお願いいたします!
今日はどうもありがとうございました。(ま)
関連記事