2018年度1月の園長便り
お正月は皆さんご家族で過ごされたことと思います。
「家族」についての考察を都内の某保育園の園長先生からうかがうことができましたので紹介させていただきます。
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「家族について」
精神において、家族は全くの他人です。
一人ひとりの自我は、一つの世界であり、それ自身で完結しています。 家族は、個として精神的存在たちの、出会いによる「運命の共同体」です。
からだにおいて、家族は遺伝、血の流れにより深く、つながっています。
家族は、似た体質や気質を持った、身体的・生命的な「つながりの共同体」です。
生活において、家族は衣食住や生活の時間を共有し、共に呼吸しています。
家族は、同じ場や時間、衣食住を共有している「生活の共同体」です。
家族とは、運命的に、身体的に特別の関係を持つ人たちの繰り広げる呼吸です。
そして家族の一員である子どもも大人も、家族という呼吸の中で自らを育てていくのです。
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「精神」・「からだ」についてはこども達一人ひとりがいただいた賜物です。 それをどう育てていくかは生活の呼吸の中にかかっているとあります。 生活の場はご家庭であり、幼稚園です。 共に呼吸を整え、こども達を豊かに育てていきましょう。 本年もよろしくお願いいたします。
(園長 横山 牧人)