2016歓迎保育
今日は来年度、入園してくるお友達と一緒に過ごす歓迎保育がありました。
毎年同じことを書きますが、今年も年長さんたちが小さなお友達を優しいまなざしでよく見てくれました。登園から降園まで、だれ一人として ひとりぼっちになってたたずむ…というようなことはありませんでした。関わり方も、無理やり遊びにつきあわせる事もなく、砂場へ行きたければ砂場で遊び、何で遊ぼうか迷えば、園庭を歩きながら一緒に探し、本当に「小さな保育者」そんな感じでした。
年少さん、年中さんは新しく下の子たちがいることに、自分たちの立ち位置に戸惑い、妙に先生に甘えてくる子や、「おれはスゴいんだぞ!」というところをアピールする子など、子どもたちの反応も様々で面白かったです。
そんな中、年少さんの男の子が登園後、泣き続ける小さいお友達を心配する様子がありました。外遊びの時から室内での集まりの時もずっと。なんでそんなに心配するかって、名前が同じだったのです。年少さんのその子は家では一番下の弟であり、幼稚園でも一番下の年少さん。でも、名前が同じだと身近に感じるのでしょうね。その心配そうにしている顔は尊いものに感じました。おそらく今まで生きてきた中で初めて年下の子に対して心を動かしている。その表情はまるで種から芽が出たばかりのようなみずみずしさを感じました。
子ども同士の関係性はいつも面白いと思いますし、子どもの「成長」の瞬間にはいつも感動させられます。(ま)