8月8日(土)つくし組
暑い日が続きますが、皆さんお元気ですか?
今日はつくし組を青梅幼稚園でおこないました。13組の親子が遊びに来てくれて、お父さんも多くご来園くださったのでとても嬉しく思いました。
水遊びも室内遊びもゆったりとした雰囲気の中で楽しむことができたでしょうか。私たちはつくし組を地域の親子が集い、少しホッとできる場所、つまり「子育て支援」としての居場所づくりとして機能していくことを目指しています。
ところで「地域」という言葉、地域ってどこからどこまでなのでしょう。
地域=regionという概念を「現代の教育にどう取り組むか」著:小川博久氏から引用してみますと、この概念は人が居住し、生活手段を見つけられる範囲(テリトリー)を「地域」と呼ぶことで生まれたそうです。ということは、地域は単なる空間の広がりではなく、人々の生活圏を意味することになります。けれども、大人になるにつれて地域=生活圏の関わりは日常的で必然的な関わりとは言えなくなっていきます。地域と離れた場所で就労し賃金収入を得て、地域に依存しない消費生活が可能で、日々テレビやスマホで地域と関係ない他者と情報のやりとりをして過ごしている…いつの間にか青梅の空気も、青梅の森も山も、自分の必要な生活とは切り離されていると感じ、無関係でも生きていけると思ってしまいます。しかし、そこに欠落しがちなのが人間関係的な温かさとか温もりとかではないでしょうか。自分が生まれ育った地域が不安定であってはいけないと思っています。温かい思い出とともに地域はあってほしいと思います。
今日のつくし組もみなさんの思い出に温かいものとして加えていただけたらうれしく思います。そして、そうなるようにこれからも努力を積み重ねていこうと思いました。
次回は8月29日(土)です。
お待ちしております!(園長)