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2022-03-01

2021年度 03月の園長便り

「愛されること 愛すること」

今年も卒園へ向かう季節がやって来ました。年長さん達の幼稚園生活がいよいよ深まって、みんなでその成長を喜ぶことができますよう、お祈りしております。
今年の年長さん達は最初からなんでも上手にできる!わけではありませんでした(気持ちだけは自信満々な子が多かったです!)。楽しそうに遊んだり、積極的に活動に取り組んだりしている中にも様々な葛藤があったと思います。年少さんの頃は不安が高まると、先生のそばから離れない時もありました。そんな時は先生の手をぎゅっと握りしめながら、必死で自分の居場所を探していたと思います。年中さんの頃も、お友達に自分の気持ちを上手く伝えられず、ケンカになってしまうこともたくさんありました。今だって上手くいかないことはあると思うけれど、自分で考えたり、お友達と相談しながら、「これだったらできるんじゃない!?」と、なんとか前へ進もうとする姿をよく見るようになりました。それでも不安な時は先生が「行ってごらん。もしダメだったら戻っておいで」と優しく背中を押していました。安心して戻れる場所があるからこそ、進んでいける。私たちは、こども達と接する中で、この積み重ねを大切にしてきました。先日、ポニーの日で若草公園へ出発する年長さん達のうしろ姿を見ながら、改めてそう思いました。この先も、ご家庭と共に、こども達にとっての安全基地であり続けたい、そう願っております。

「たとえ明日世界が滅びることを知ったとしても、私は今日りんごの木を植える」

この言葉は宗教改革で有名なマルチン・ルターによるものとされています。困難な状況にあっても希望を持つことを諦めない、勇気を与えてくれる言葉として広く知られています。このように希望を持ち続けることを可能にするために絶対不可欠なものが「自分は愛されている」という実感なのだと私は思います。特に幼児期において、愛されていることを通じて自分の存在の確かさをゆるぎないものとすることこそ、人生の土台を作ることだと思っています。そして、愛されていることを知っている子はどんな時でも希望を持つことができるようになるのだと思います。

年長さん達が年少さんだった頃、長山篤子先生(キリスト教保育連盟名誉理事)が毎月1回、絵本の読み聞かせに来てくださっていました。「おばあちゃん!」とみんなからいつも大歓迎を受けていた先生はコロナの影響で園に来れなくなった後も「みんなどうしてる?元気?」と、いつも気にかけてくださっていました。長山先生はこひつじ文庫のお便りに「ポカポカコラム」を連載しておりましたが、先日、最終回となりました。その中で、先生の研究テーマである「幼児の思いやりの発達過程」に触れながら、幼児の思いやり行動の背景には周りの人がその子の存在を心から受け入れていたことに由来していた、と述べられていました。無条件に愛されるということが、幼児の心に大きな影響を与え、無条件に愛することにつながる…「幼児の思いやり行動は、幼児が誰かに見られているとか、評価されているといった意識なしに、相手を共感的に受け入れていることを確認しました。そのことは、私の生き方を示唆するものでした。私と一番異なっていたことは、幼児は自らの立場に固執することなく、相手の立場に共感できるということでした。」という先生の言葉に深い感銘を受けました。

お友達、お父さんお母さん、先生、そして神様から愛されて育ってきたこども達。どうか、この先も愛に満ちた幸せな人生を歩んでいくことができますように。たとえ困難な時にあっても、希望を持ち続け、他者と支え合いながら力強く生きていくことができますように。これからもずっと、神様の豊かなお守りがありますように。いつもお祈りしております。

(園長 横山 牧人)

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職員室


教材が置いてあります。

りす・こりす


3歳児・満三歳児クラスのお部屋。

フリールーム


預かり保育、礼拝、健康体操など多目的に使います。

うさぎ


3歳児のお部屋。少人数にはぴったり。

お庭


5月にはグミの実が、夏から秋にかけて野イチゴが採れます。

きりん


4・5歳児の縦割りクラスです。

園長室


園長がお仕事をしています。

こひつじ


地域の親子が遊べるお部屋です。

ぱんだ


4・5歳児の縦割りクラスです。

こどもトイレ


壁紙も木の扉も先生の手作業できれいにしました。


のぼる子ども多数。下にはスギのウッドチップ。

ポスト


のぼるところ。宝物などをしまうところ。

ブランコ


ブランコを片付けるのは年長さんの証です。