礼拝のおはなしって・・・どんな内容なの?⑧
礼拝のお話を紹介する「礼拝のおはなしって…どんな内容なの?」2021年度第4号となります。
今回はクリスマスの物語を簡単にご紹介したいと思います。12月1日からアドベントクランツに灯がともります。礼拝ごとに一本ずつ増えていき、4本灯った時が幼稚園でのクリスマス礼拝がおこなわれます。その間のお話はクリスマスの物語をお話していきます。どんなお話かというと…
① 「神様からのお約束」
昔、ユダヤの国は滅ぼされ(バビロン捕囚)人々は虐げられていましたが、神様から救い主が与えられると約束されていました。ユダヤの人々は救い主のお生まれを待ち望んでいました。紀元前約700年前のことです。
② 「マリア受胎告知」
ナザレという小さな村にマリアという少女がいました。ある日、天使が現れて「おめでとう、恵まれた方。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい」と告げられます。しかし、結婚していないのに赤ちゃんを産むことは、場合によっては石打ちの刑(死刑)にされるほど大変なことでした。マリアは戸惑いましたが「お言葉通り、この身になりますように」(Let it be to me accordind to your word)と受け入れていきます。
③ 「皇帝アウグストの人口調査」
ローマの皇帝アウグストによる人口調査が発令されました。マリアは身重となっていましたが、許嫁(いいなずけ)のヨセフと生まれ故郷のベツレヘムへ向かいます。
④ 「馬小屋で生まれたイエス様」
ベツレヘムに着くも、宿屋はどこもいっぱい。臨月を迎えていたマリアは馬小屋でイエス様を生みます。
⑤ 「野宿をしていた羊飼い」
その頃、野原では羊飼いが羊の番をしていました。彼らは身分が低く帰る場所もなかったため、人口調査の対象とはなっていませんでした。そこへ天使がやってきてクリスマスの訪れを知らせるのです。羊飼いたちは一番最初にイエス様に会うことができました。馬小屋で生まれたのもこのためです。もし、暖かな家の中で生まれていたら羊飼いたちはイエス様に会うことができなかったでしょう。
⑥ 「東の国の博士たち」
東の国で星の研究をしている博士たちがいました。不思議な明るい星を発見し、その星に導かれてイエス様に会うことができました。黄金・没薬・乳香を贈り物として捧げました。クリスマスの訪れは全世界に及んでいることをあらわしています。