8月29日(土)つくし組
今日も暑い日でした。
しかし、気づけば8月も残りわずか。夏も終盤に向かっていきますね。元気に2学期を迎えられますようにお祈りしています。
土曜日開催のつくし組も6回目。今回もゆったりとした時間が流れていました。
お父さんもお母さんも、本当に穏やかで、こども達も好きなことを好きなように遊んでいるように見えました。そんな様子を見ながら、先日読んだ本の一部分を思い出しました。抜粋してご紹介いたします。
こどもをよく見る
こどものことをよく見ることをする。よく見ること、あるいはこどものことによく耳を澄ますということ。それを是非やってください。こどもとどう接したらよいかを教えてくれるのは、先生でも本でもなくて、そのこども自身だからです。こどもがどのように育っていきたいのか、どのように生きていきたいのかを教えてくれるのはその子自身です。私たちがその子のことを本当にかけがえのない精神的な存在として畏敬の念を持って受け入れ、かつ、意識的にちょっと距離を持ってみるということをすると、その子が本当にどうしたいのか、その子に対して私たちがどのように働きかけたらいいかをその子自身が教えてくれるのです。
しかし、多くの場合、他の家でこうしているから、先生がこう言ったから、この本にこう書いてあるからという理由で何をしたら良いかを決めているのです。もちろんそこから、具体的に何をしたら良いかという情報はたくさん勉強することができると思います。でもそれをただ鵜呑みにすればいいというよりも、本当にそれを試してみて上手くいくかいかないかは、そのこどもとお母さんのそれぞれのあり方や関係によって変わりますから、こどもを見ることができれば、どうしたらいいかは自ずとわかると思います。
例えばベテランの幼稚園の先生で、こどもへの具体的な接し方、持ち歌の数とか、手あそびの数だとかいろんな活動の引出はたくさん持っている方でも、新しく入ってきた太郎くんにどう接したらいいかということは今までの経験からは一回も学んだことは無いはずですね。でも、そのこどもをよく見ることができたなら、その子にふさわしいことは自分の中からいくらでも取り出してあげられます。かたや、凝り固まって自分がやって来たことだけをする例もあります。その場合、こどものことは全然見ておらず、うまくいかないとそのこどもが悪いという判断になってしまいます。
私たちが親としてなすべきことは、こどもが自分のペースで成長発達する歩みを自分の意思で成し遂げていく手伝いをすることなのです。 (「乳幼児期のこどもと 調和的に楽しく暮らすには」著:吉良 創 より抜粋)
こども達の遊ぶ様子を見守るお父さん、お母さんの目は今日もとても優しくあたたかなものがありました。
その優しい目でよく見ることが、こども達の成長発達につながることを改めて思いました。
さぁ、次週も土曜日(9/5)につくし組があります。まだ、しばらく暑い日が続くと思いますので、水あそびができる準備はしていようと思います。季節が進んでいったらいろんなものを転がして遊ぶコロコロ遊びなど、また違う遊びを用意してお待ちしております。(園長)