2018年度12月の園長便り
「星を動かす少女」
クリスマスのページェントで上級生たちは
三人の博士や牧羊者の群れやマリアなど
それぞれ人の目につく役をふりあてられたが
一人の少女は 誰も見ていない舞台の背後に隠れて
星を動かす役が当たった
「お母さん 私は今夜、星を動かすの。見ていてちょうだいね」
その夜、堂に満ちた会衆は
ベツレヘムの星を動かしたのが誰であるか気づかなかったけれど彼女の母だけは知っていた
そこに少女の喜びがあった
どんな時でも母が私を見ていてくれるという安心感に支えられて、いきいきと隠れたところで星を動かす少女。
母の条件付きの眼差しではなく、無条件の眼差しが、こどもに勇気と喜び与えるのでしょう。
これは3年前の青梅幼稚園ブログ(2015/12/24)でも紹介させていただいた、ある牧師先生の詩です。
先日、年長さん達はクリスマス祝会でおこなうページェント(聖誕劇)の役決めをしました。 羊飼いになったある男の子が言ったそうです。 「おれ、小さい羊たちを守りたいから羊飼いやる」小さい羊とはりす組こりす組のこども達のこと。 それぞれのこども達に選んだ理由があると思います。 その一つひとつの思いを大切に、クリスマスを迎えたいと思います。
(園長 横山 牧人)