2018年度 第18回 未就園児クラス つくし組「ころころ遊び」
朝晩は本格的に冷えてきましたね。風邪などひかないようにしたいものです。
さて、今日はつくし組。たくさんのお友達が来てくれました。
そして、和やかな雰囲気の中、歌って、遊んで、転がって、楽しく過ごしました。
部屋の中に入らないで、外でずっと遊んでいる子。
「全然みんなと一緒にできない。大丈夫なんでしょうか?」と心配なさるお母さんの気持ち、よくわかります。
けれども、私の尊敬する児童精神科医である故佐々木正美先生は「お母さんはこどもが喜ぶことをしてあげるだけでいいのです」と述べておられます。人間関係を作りだす力はコミュニケーションにありますが、それはおしゃべりや会話ができればいいという意味ではありません。人間的なコミュニケーションとは喜びを分かち合える力のことです。喜びを分かち合える力とは同時に悲しみを分かち合える力です。これはとても重要な力です。
「喜ぶことばかりをしていてはいけないのではないか…」
多くの方たちはそのように思われるようです。
しかし、「こどもの喜ぶことをしてあげること」はその子がやがて社会の中で生きていく上で一番必要な「社会性」の土台をつくることなのです。なぜなら、こどもが喜ぶことを親が喜ぶことで「喜びを分かち合う力」が育つからです。
成長の時は必ずやってきます。
その時を待ちたいと思います。そして、その時が来たら、一緒に喜びたいと思います。(ま)