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2020-05-12

2020年度5月の園長便り

「持続可能な幸せな人生」

「ネットスーパー」なる存在を私は最近知りました。
まだ未完成な部分も多いシステムのようですが、多少の混乱を伴いながらも新しい時代へ移行しようとしている社会の動きを感じますね。様々な商品を見ていると、「オーガニック」「ローフード」「ロハス」等の言葉をよく目にすることに気付きます。特に「ロハス」…最近よく聞く言葉ですが、その意味を調べてみると…
「Lifestyles of Health And Sustainability」(健康的で持続可能なライフスタイル)
頭文字をとって「LOHAS」。なるほど、そういう意味だったのか、と感心しつつ「持続可能な…」この言葉もよく目にするなぁ、といろいろ思いを巡らせていました。

2002年「SARS」、2009年「新型インフルエンザ」、2012年「MERS」、2020年「新型コロナウィルス」さらには最近の自然災害もここ数年だけで、2016年:台風7.11.9.10号被害、大分県中部地震、熊本地震 2017年:九州北部豪雨 2018年:北海道胆振東部地震、猛暑、大阪北部地震、西日本豪雨 2019年:台風19.15号被害、九州北部豪雨…この中で私たちはロハスを見つけ生活していかなければなりません。そしてこども達を育て、次の世代へ引き継いでいかなければなりません。幸せな生活なんてできるのかしら…?そんな気持ちのまま、ふと目に留まったのが絵本「しろいうさぎとくろいうさぎ」。手に取ってパラパラとページをめくると…なんと美しい絵本なんだろう!と感動し、2回も3回も読んでしまいました。「いつも いつも、いつまでも、きみといっしょにいられますように」と願うくろいうさぎの美しい心にホッとするような癒しを感じました。絵もとてもきれいです。派手ではありませんが丁寧に美しく背景の自然が描かれています。この絵本は幼少期から私の家にありましたし、よく目にしていましたが、こんなに感動したことはありませんでした。歴代の売り上げ部数を調べてみると、240万部で第7位。ベストセラーに違いはないのですが他のベストセラーの絵本と比べると(「いないいないばぁ」「ぐりとぐら」「はらぺこあおむし」「てぶくろ」「おおきなかぶ」「さんびきのやぎのがらがらどん」…)少々異色な作品であることがわかります。「大人向け」と言ってもいいのかもしれません。ただ、こども時代に見た絵本や事象は記憶にとどまって、大人になってから新たな感動をもって再び見ることができるんだ…これも「持続可能な」ということにつながるのではないかな、と思いました。そしてこれらを可能にする重要なキーワードの一つに「感性」があると思っています。

感性を育てるには共感してくれる大人の存在が不可欠です。そして感性をよりよく育てる環境として自然は最適です。そこには生き物がいて偶然に満ちた世界があるからです。その偶然起こったことに対し一緒に驚き、一緒に悲しみ、一緒に喜ぶ。このような関係性の中でこどもは「感性」を豊かに育てていきます。

生産性の高い人材を育てることよりも、私たちは豊かな人生を送ることのできる人を育てたいと思います。ですから、新学期が始まったらこども達と一緒にたくさんたくさん感動していきたいと思います。そのための少人数制といってもいいくらいですから。ロハスを探すうえでも豊かな「感性」を持っていることは非常に重要だと思います。

誰もが幸せな人生をこども達には送ってほしいと思っています。ですから、今を生きる私たちはこども達と一緒に感動を共にしながら過ごしましょう。それがみんなの幸せにつながると信じています。

(園長 横山 牧人)

しろいうさぎとくろいうさぎ

文・絵: ガース・ウィリアムズ
訳: 松岡 享子
出版社: 福音館書店

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職員室


教材が置いてあります。

りす・こりす


3歳児・満三歳児クラスのお部屋。

フリールーム


預かり保育、礼拝、健康体操など多目的に使います。

うさぎ


3歳児のお部屋。少人数にはぴったり。

お庭


5月にはグミの実が、夏から秋にかけて野イチゴが採れます。

きりん


4・5歳児の縦割りクラスです。

園長室


園長がお仕事をしています。

こひつじ


地域の親子が遊べるお部屋です。

ぱんだ


4・5歳児の縦割りクラスです。

こどもトイレ


壁紙も木の扉も先生の手作業できれいにしました。


のぼる子ども多数。下にはスギのウッドチップ。

ポスト


のぼるところ。宝物などをしまうところ。

ブランコ


ブランコを片付けるのは年長さんの証です。