あまがさすの森 お茶碗の木の伐採を見てきました
今日は保育参加の日。
年中さん、年長さんの園児・保護者と一緒にあまがさすの森へ行ってきました。
森に着いて、お祈りをした後、すぐに檜の伐採の様子をみんなで見ました。
全長約30メートル、重さにして約2tの立派な檜。中島さん(林業家)は「ジャイアン」に例えていました。大きくなったジャイアンの木はそのままだと周りの木(のびたくんやスネオ)は小さいまま。だから適当な時期に伐ってあげると、周りの木が育つんだよ。それと大きくなった木はお茶碗になったり道具になったりすることができるからね。とわかりやすくお話しながら伐ってくれました。その間、こども達は集中して見ていたと思います。チェーンソーが木にあたると水しぶきが飛び散ります。また、木が倒れる時はメキメキと音をたてながら倒れていきます。今日、見学に来ていた子ども劇場の方が「生き物が倒れるっていう感じがしたわ…」とおっしゃっていました。本当にその通りでした。
木一本伐るということはどういうことなのか、こども達は何かを感じてくれたのではないかな…と思います。そして、大人の私たちはこのようにして伐られた木が切られっぱなしで放置されている現状をもっと知るべきなのだと思います。放置されるのにも理由があります。社会の仕組みを私たちは今こそ真剣に考えるべきだと思っています。特に森のめぐみを身近に感じられる青梅に住んでいる私たちなのですから。
伐られた木は今日のうちに奥多摩にある製材所(森と市庭さん)に持って行き、約一年後にはお茶碗に姿を変えて青梅幼稚園にやってきます。今から楽しみですね。
2月には自然保育の日にケロちゃんも一緒にみんなであまがさすの森へ遊びに行きます。
森でこども達と一緒に過ごし、日常に戻っても森のめぐみを享受できる幸せを感じながら楽しく豊かな日々を送っていきたいと思います。(ま)