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2018-02-01

2017年度2月の園長便り

図書の総入れ替えをしています。
絵本の環境を整えることは保育の中で重要な部分であり、古くなってもう何年も読まれていない本は感謝の気持ちとともに除却いたしました。その中で、どの本を残すか、どの本を新たに購入するか、私たち教師は絵本の専門家の力を拝借しながら丁寧に選びました。
絵本選定にあたって、「さんびきのやぎのがらがらどん」の絵本のことを思いました。福音館の創設者である松居直(まついただし)先生がお話ししていたことですが、「がらがらどん」の絵本は日本ではポピュラーなものとして認知されています。しかし地元のノルウェーではあまり有名ではないそうです。アメリカではほとんど知られていない。ではなぜ日本だけこんなに広まったのか。それは訳者の瀬田貞二さんの力です。「指輪物語」「ナルニア国物語」などの児童文学の訳者であり作家でもある彼の使う言葉の見事さ。これによってこども達は絵本の世界にどんどん入っていけるとのことでした。 やはり語り継がれる絵本はそれなりの理由があるものなのですね。因みに「おおかみと7匹のこやぎ」「おだんごぱん」なども瀬田貞二さんの訳です。
児童文学といえば、最近私は通勤電車の中で「ゲド戦記」を読み直しています。
「過去を否定することは、未来も否定することだ。人は自分で自分の運命を決めるわけにはいかない。受け入れるか、拒否するかのどちらかだ。ナナカマドは根のはり方が浅いと、実を結ばないものさ。」
「しかし、ただ生きたいと思うだけではなくて、さらにその上に別の力、たとえば、限りない富とか、絶対の安全とか、不死とか、そういうものを求めるようになったら、その時、人間の願望は欲望に変わるのだ。そして、もしも知識がその欲望と手を結んだら、その時こそ、邪なるものが立ちあがる。そうなると、この世の均衡はゆるぎ、破滅へと大きく傾いていくのだよ。」
ハッとさせられますよね。本から学ぶことはとても面白いものです。本の楽しさをこども達と共に味わうことを幼稚園ではこれからも大切にしていきたいと思います。どうぞご家庭でもそのような時間をお持ちになることができますように。(園長)

(園長 横山 牧人)

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職員室


教材が置いてあります。

りす・こりす


3歳児・満三歳児クラスのお部屋。

フリールーム


預かり保育、礼拝、健康体操など多目的に使います。

うさぎ


3歳児のお部屋。少人数にはぴったり。

お庭


5月にはグミの実が、夏から秋にかけて野イチゴが採れます。

きりん


4・5歳児の縦割りクラスです。

園長室


園長がお仕事をしています。

こひつじ


地域の親子が遊べるお部屋です。

ぱんだ


4・5歳児の縦割りクラスです。

こどもトイレ


壁紙も木の扉も先生の手作業できれいにしました。


のぼる子ども多数。下にはスギのウッドチップ。

ポスト


のぼるところ。宝物などをしまうところ。

ブランコ


ブランコを片付けるのは年長さんの証です。