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2020-03-09

こども達が健やかに生活するために

 みなさん、いかがお過ごしですか。新型コロナウィルスの影響で日常の生活が大きく変わってしまいましたよね。こども達のいるご家庭では、急にお子さんが家にいることになり、長い休みをどのように過ごそうかと不安に思われているのではないでしょうか。そんな状況の中、ある幼児教育協会から「大事にしていただきたいこと」として投稿がありました。とても大切なことだと思いましたので一部抜粋してお伝えいたします。

感染防止対策については、たくさんの情報がありますが、一番大切なことは免疫力を高めることです。そのためにはまず、健全な生活リズムを維持しましょう。園や学校が休みになると、寝る時間と起きる時間が遅くなり、普段のリズムがすぐに崩れてしまいます。朝起きる時間、食事、夜寝る時間に関しては、いつもの時間で生活していきましょう。「休みだ」という状況は、心や体を緩ませます。時にはそれが必要なこともありますが、今回のように、急にそのような事態になった時には、「今日は何をするか」という目的も無いため、1日中だらだらと過ごす日が続くことになります。この状態では生き生きとした生命エネルギーを生み出すことは出来ず、免疫力も落ちてしまいます。まずは、ゆったりとした呼吸を感じる生活リズムを整えてあげてください。

●なるべく外出は控えるようにと言われていますが、子どもたちが一日中屋内で過ごすことは不可能です。結局、「静かに過ごせるならば」と、ゲームで遊んだり、テレビやYouTubeを見たりすることを容認してしまうことになるのではないでしょうか。これらは一度体験してしまうとなかなか離れられず、日常が戻ってもやりたくなってしまいます。幼ければ幼いほど「今だけね」という”特別”は理解できないことを覚えておいてください。このような時にも、状況に流されるのではなく、どう過ごさせたいかということを、まず考えてみましょう。

子どもたちには戸外で走り回ったりして身体を動かして遊ぶことはどんな時にも必要です。感染を恐れて屋内で過ごすより、1~2時間でも必ず戸外に出て遊ぶ時間を持った方が免疫力を高めます。その場合、遊具のある公園よりも、出来るだけ何もない野原や小さな林の中などをお勧めします。滑り台やブランコなどの遊具があると、たくさんのものに触れてしまうことになります。自然に触れて遊ぶことは、たくさんのファンタジーを引き出してくれますし、植物が持っている豊かな生命エネルギーをもらうことができます。

●帰宅したらすぐに手洗いとうがいをしましょう。丁寧な手洗いやうがいを親子で一緒に行なって身に付けることができるいい機会です。

●室内で過ごす時には折り紙、あやとり、指あみ、機織り、木片にやすりをかけて製作するなどの手を使う遊びをお勧めします。小学生になるとトランプ、カルタ、オセロなどゲーム性のある遊びも年齢に応じて取り入れられます。

食事を一緒に作ったり、掃除をしたりして家事に積極的に参加させてあげましょう。この機会に子ども部屋を片付けようと決めて、不要品を選択して処分したり、新年度に向けて新しい環境作りをしたりできるでしょう。

●一番無理をしてしまうのがお母さんたちです。多少体調が悪くても家事をしたり、必要な外出をしなければならない状況がたくさんあります。子どもの一番そばにいる人が健康でいられることは、とても大事なことなので、どうぞ、お母さんたちが無理をされないようにと願います。

以上です。

 先の見通しがつかない今の状況は本当につらいと思います。けれども、こういう時こそ私たち大人は心を穏やかにし、きれいなもの、美しいものに心を寄せることができたらいいな、と思います。どうかみなさんのご健康が守られ、一日も早いコロナウィルスの終息を祈ります。(ま)

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職員室


教材が置いてあります。

りす


3歳児クラスのお部屋。

フリールーム


預かり保育、礼拝、健康体操など多目的に使います。

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お庭


5月にはグミの実が、夏から秋にかけて野イチゴが採れます。

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園長室


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4・5歳児の縦割りクラスです。

こどもトイレ


壁紙も木の扉も先生の手作業できれいにしました。


のぼる子ども多数。下にはスギのウッドチップ。

ポスト


のぼるところ。宝物などをしまうところ。

ブランコ


ブランコを片付けるのは年長さんの証です。

こうさぎ・こりす


2歳児と満3歳児クラスのお部屋。